小学生でその子の野球センスを決めるのは時期少々過ぎます。確かにうまい選手と下手な選手が存在しますが、高校になってから一気に伸びる選手もたくさんいます。

少年時代に能力の差が出てしまう一番の原因は体格差です。野球センスの有無に関わらず体格差が原因で、周りと比べて下手に見えてる選手は多数存在します。

もしくはまだ神経が発達しておらず、自分の身体を上手に扱えてない小学生の選手も多いです。

どうか、野球チームのコーチや親御さんは、小学生の選手相手に野球センスや才能を決めつけないであげて欲しいです。例え中学の選手相手であっても早過ぎます。

少年時代に才能を決めるのは早すぎる

少年時代ではまだまだ野球の才能は判断できません。よく、プロ野球選手の少年時代の話として、すごかった話がピックアップされますが、全員が全員、少年時代に怪物だった訳ではありません。ああいった話はウケやすいのでTVで取り上げられているだけです。

高校・大学に行ってから開花する選手もたくさんいます。

現に私の周りでも、少年時代はパッとしなかったけれど、高校になるにつれてどんどん体も大きくなり、すごい選手になって行った人は多数存在します。

 

⇒【少年時代下手だったプロ野球選手

 

小学生(少年時代)は身体の成長の差が大きい

特に体の成長が遅い選手ほどその傾向にあります。少年時代は人によって体の成長スピードがびっくりするくらい違います。

小学生の段階で身長が170センチ近くある子もいれば、まだまだ150センチ台の子もざらにいます。
そんな二人を同じ「才能」「野球センス」という言葉で括るのは得策ではありません。

逆に小学生の時にすごかった選手でも、中学高校にいくにつれて尻すぼみになっていく選手も存在します。

いわゆる「早熟タイプ」です。

このタイプの選手は、体の成長が早いのをいいことに、それが自分の野球センスだと勘違いしてしまい、あまり緻密な練習を積まない傾向にあります。

中学高校にいくにつれて、周りの選手が自分と同じ体になった時に、体の大きさだけでごまかしてプレーしていた癖がバレます。フォームの汚かったりや怪我が多い選手は、早熟タイプにも多いです。

よって小学生の段階で野球の才能を決めるのは大きな間違いです。

野球の才能を決めつける周りが選手を潰す

多くの人が抱いているこの「野球の才能」という概念が、選手を潰してしまう原因です。

野球チームの親御さんやコーチは、「うまい選手は小さい時からうまい」と思い込んでいる人が多く、そう行った考えで選手に接するからです。

子供は大人が思っている以上に敏感です。そうやって接する結果、「俺は野球の才能がないんだな...」とセルフイメージを定めてしまいます。

もし周りにいる大人が、野球というスポーツに対し「先天的なものがかなり大事」という認識でいるのなら、それはかなり選手にとってマイナス要因です。

 

甲子園球児が4月〜6月生まれが多いわけ

面白いデータを紹介します。

甲子園に出場する選手は、4〜6月生まれの人が多いのです。同じ学年で見た時に早く生まれている人たちですね。

早く生まれているから発達が早いのもあるかもしれませんが、高校生にもなればそれはもう考えにくいです。

なぜこうなるかというと、早く生まれた人たちは、小さい頃から同学年の子の中でやや優れた成績を出してきた結果、自分の自信があるからなのです。

小学生までの1年という時間は脳と体共に大きな差があります。ただ成長が早くて能力が高く見えているだけなのに、周りが褒めたり、本人がそれをいい意味で勘違いした結果、自信がついてどんどん成長していくのだと思われます。

「俺、才能あるんじゃね?」

こう思っていいスパイラルに入っていくのでしょうね。

 

伸びる時期は選手によって違う

以上のことを理由に、伸びる時期というのは選手によって違うのです。

小学生の時に爆発的に伸びて、そのままずっと伸び続けてプロになる人もいれば、中学高校、遅くて大学で伸びてプロになる人もいます。

試合は同じ学年で区切られるので、伸びるのが遅い選手には不利ですが、仕方ありません。

だからどうか周りの大人は、伸び悩んでいる選手に疑った目を持ってはいけません。

その選手がいつ伸びるかは誰にもわからないのです。

 

少年時代下手(補欠)だったプロ野球選手

 

後々伸びる子の特徴

伸びる子の特徴というか、あとあと伸びるために重要なことを説明します。

それは色んな動作・運動を経験しておくことです。

今伸びていない選手であれば、これは逆に大きなチャンスになります。

神経系の発達は、大人になればなるほど不利になります。

小さい時の方が発達しやすいからです。

体が大きくなったり、筋力やパワーがつくのは後からいくらでもできますが、神経系の発達に関しては、小さい時が一番重要なのです。
昔しょぼかった選手が大きくなって、色んな選手を抜かしていくことが起こるのは筋力とパワーがついてくるからです。

少年時代は、神経系の発達に努めてください。

では、具体的に野球ではどうしたらいいのか。

それは"色んな動作"を"色んな練習法"で行うことです。
よくあるひたすらティーバッティングや素振りを繰り返すのは大変もったいないです。というか、それでは野球センスは伸びません。小さい時ほど、脳に身体を通して色んな情報を入れてあげたり、体験をさせてやるのがセンスをアップさせる一番の方法です。

野球センスのある子が色んな動きに対して対応力が高いのは、そういった情報を身体の中にたくさん持っておりかつ、自分の身体を色んな方法で動かす練習をしてきたからです。

木登りや石投げでなど、子供の頃外で遊んでばかりいた昔の野球選手が、それほど練習してなかったのにすごい理由です。

少年時代にやっておくべきこと

少年時代は、どうか色んな動きをさせてあげてください。同じ「打つ」という行為でも、練習法を工夫すれば、色んな動作を取り入れることができます。

他のスポーツでもOKです。身体の動き方が、一方的なものしかできない選手はセンスが低いです。

どうか目先の結果だけにとらわれず、長い目で見て選手のためになる言動、練習法を選択してあげてほしいです。

 

 

【伸び悩んでいる少年野球選手へ】"野球センスがない"を打破する練習法。

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